コーヒーについて

コーヒーのニュークロップ・オールドクロップについて解説します!

 

食べ物には、収穫してすぐ食べるのが美味しいものと、しばらく寝かせたほうが美味しいものがありますよね!

たとえば、メロンやキウイフルーツは収穫してからしばらく置いて追熟させることで美味しくなります♪

そして寝かせて美味しくなるものの代表は、何といってもワインですよね。

数十年とか寝かせたりするんですから。

 

じゃ、コーヒー豆はどうなんでしょう?

収穫したばかりのものの方が高級品と考えている欧米とは違って、かつての日本ではコーヒー豆は寝かせた方が価値があると考えられていました。

しかし、最近は日本でも収穫したての方が美味しいという風潮に変わってきたんです!

 

コーヒーの生豆は、収穫してから時間が経つにつれて見た目も味も変わります。

そのため、収穫してから経過した年数によって、コーヒーの生豆は4つに分類されています。

  1. ニュークロップ
  2. カレントクロップ
  3. パストクロップ
  4. オールドクロップ

ここでは、それぞれのコーヒーの生豆の特徴について解説します!

 

クロップ

すべてに「クロップ」という言葉が入っていますよね。

この「クロップ」って何?ってなると思うんですけど、
「クロップ」というのは、日本語で「作物」とか「収穫物」という意味です。

ここで言う「クロップ」は「ある年の、あるいはある地域の収穫物」の意味合いもありますが、基本的には作物としての「コーヒーの生豆」のことを指しています。

コーヒーの生豆は一般的に緑っぽい色をしているので「グリーンコーヒー」とも呼ばれたりします。

 

収穫後、精製して取り出した生豆は、一番保存の効く状態です。

精製されていないコーヒーチェリーはすぐに腐ってしまいますし、焙煎したコーヒー豆はどんどん酸化していきますからね。

ただ、保存が効くとは言いつつも時間の経過とともに変化はあって、
4つに分類されたそれぞれのクロップは、色つや、水分量、味わいなどに違いがあるんですよ。

 

ニュークロップ

ニュークロップ

その年に収穫されて数ヵ月以内の新しい生豆のこと。

濃い艶のある緑色をしていて、水分を多く含み香りや味がとっても豊かです。

豆ごとの個性が出やすいので、より違いを感じることができます。

その一方で個性が際立つ分、まろやかさは感じにくいかもしれませんね。

また、コーヒー豆は水分量が多いほど火が通りにくいことや、乾燥度合いが均一でなく豆ごとの水分量にバラつきがあるので、煎りムラができてしまったり芯が残ってしまったりと焙煎の難易度は高めです。

最近トレンドのスペシャルティコーヒーは、基本的に豆本来の個性的な味わいを感じたいので、このニュークロップを使っています。

 

カレントクロップ

収穫されて数ヵ月から10ヵ月ほど経った生豆のこと。

ニュークロップほどとはいきませんが、それほど鮮度は落ちていません。

ニュークロップに比べると水分量は多少減るので煎りムラはできにくく、個性はおさえめになります。

日本に流通している生豆はほとんどが輸入ものなので、必然的にこのくらい時間が経過してしまいますね。

特にニュークロップとカレントクロップを区別せずに、その年に収穫されてから1年以内の生豆をひとくくりにニュークロップという場合もあります。

 

パストクロップ(パーストクロップ)

前年度に収穫した生豆のこと。

水分量がほどよく減って、緑色が薄くなり白っぽく見えます。

味や香りも少なくなりますが、バランスがとれた味わいです。

ストレートで飲むというよりは、ブレンドとして利用することが多いですね。

 

ちなみに、コーヒーの年度の始まりは10月1日で、10月1日から翌年の9月30日が年度のサイクルになります。

それもあって、全日本コーヒー協会は10月1日を「コーヒーの日」に制定したそうですよ♪

 

オールドクロップ

オールドクロップ

前年度よりも前に収穫した生豆のこと。

「オールドコーヒー」とか「エイジドコーヒー」と言われることもあります。

豆は色があせて黄色っぽくなります。

風味は薄れて青臭さがなくなり、かどが取れてマイルドな味わいになります。

水分量が少なくなるので、焙煎はしやすいです。

冒頭でも触れましたが、以前の日本ではコーヒー通の人々を筆頭に、「年数が経過すると味わいに深みが出る」とオールドクロップに価値を見出す傾向にありました。

ただ、オールドクロップになるまでには、長期間保存しておく場所や設備など追加でコストがかかってしまいます。

そのコストとの兼ね合いや、ニュークロップの味に対する評価の高まりもあって、最近ではオールドクロップが市場にあまり出回らなくなってしまいました。

とはいえ、オールドクロップを取り扱う喫茶店も根強い人気があるので、機会があれば足を運んでみると、オールドクロップの印象が変わるかもしれませんよ♪

 

まとめ

コーヒー豆が収穫から月日が経つにつれて、見た目や味わいにどのような変化が出てくるのかについて見てきました。

収穫したてがいいのか、年月が経ったほうがいいのか、それは豆の種類にもよるでしょうし、飲む人の好みもありますよね。

個性が強すぎる豆の場合は、少し日が経ってかどがとれたくらいがちょうどいいでしょうし。

どちらが高級とか上質とかではなくて、自分が好きか嫌いかで選べばいい話ですからね。

ただ、コーヒー豆にはこういう分類もあるので、今度商品に「ニュークロップ」という情報があったら、『あぁ、これは新米ならぬ新コーヒー豆なんだな』とイメージはしやすいですよね♪

 

画像出典元:『田口護の珈琲大全』

 

 

 

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